人気のあるモナコのF1グランプリを解説

F1グランプリは、1950年にイギリスのシルバーストン・サーキットで始まって以来、世界各地で開催されています。ヨーロッパで人気のある開催地は、やはりモナコです。モナコ公国は、日本人にとっては、グレース・ケリー公妃がなじみ深い小さな国家です。住民の84%が外国籍で、公用語はフランス語です。地理的にもフランスのコート・ダジュールとイタリアの国境近くにあり、どちらからも電車やバスなどの陸路で訪れることができます。モナコの市街地のモンテカルロはリゾート地で、カジノなどのアミューズメントが豊富です。そのモンテカルロの市街地が、F1グランプリの時はサーキットになります。正式なコース名はサーキット・ド・モナコと言い、3340mを78周します。F1グランプリのスケジュールは1か所に1週間程度で、フリー走行から予選を経て、決勝に進みます。

モナコは観戦時に過ごしやすい気候

モナコはヨーロッパの避暑地としても有名な地域です。一年を通して穏やかな気候で晴天が多く、一年で300日以上が晴れています。8月の気温は18度から25度ぐらいで、日本の夏と比べると、とても涼しい気候です。F1グランプリがモナコで開かれるのは、毎年5月の下旬です。5月の気候は最低気温12度から最高気温18度程で、夜は暖かい上着が必要です。日本と違い湿度が低く、乾燥しているため、暑く感じる日中も、日陰は涼しく過ごしやすい温暖な気候です。モナコ現地でのF1の観戦時間は15時10分で日中が一番暑い時間帯ですが、帽子とサングラス程度で暑さ対策は神経質にならなくても大丈夫です。気候的には過ごしやすいモナコですが、世界各地からF1グランプリを観戦に来ているため、人の込み具合は日本の大きなイベントと同じです。時間に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

観戦するエリアにより料金に差があるF1グランプリ

F1グランプリの観戦には、コース沿いのスタンドエリアが何ヶ所か設けられています。観戦する日数とスタンドエリアの場所により観戦券の金額が異なります。人気のあるスタンドエリアは売り切れてしまうので、早めの予約と購入が必要です。なるべく観戦しやすいスタンドエリアで、音と匂いとマシンの速さを体感しましょう。わくわくするレース観戦が一番の目的ですが、F1グッズも見逃せません。モナコグランプリで販売されているF1グッズは、F1開催地の中でも一番安く手に入れることができるのです。その理由は、F1開催権料を免除されているためです。モナコF1グランプリに行きたい気持ちはあるけれども、どのようにすればよいのかわからない、という人はツアー会社のF1グランプリツアーを検索してみましょう。モナコでは毎年5月に開かれているので、年内に次の年のツアー予約を行うと、確実に観戦できるはずです。